3項目検討するだけ!チラシ作成のポイント

Webでの情報収集が主流になってきている中で、Webだけでは情報を届けることができない層にアプローチできるのがチラシです。ただ、闇雲に作って配ればいいものではありません。「目的と誰に何を伝えるか」を明確にしたうえで配布したほうが、より効果的なものが作れるでしょう。また、「目的と誰に何を伝えるか」はチラシ作成だけではなくWeb集客においても応用ができます。是非、ご一読いただき集客などに活用できるかご検討ください。

1.検討すべき3項目

まず、チラシを作成するときは以下の3項目について検討します。

検討すべき3項目

一つずつ詳しくみていきましょう。

■目的を明確にする

チラシは商品やサービスを消費者に詳細に説明するメディアではなく、次のアクションへのきっかけを作るものです。そのため、チラシをどのような目的(どういったアクションをターゲットにしてほしいか)を達成するために使うかを明確にする必要があります。

たとえば、以下のようなイメージです。

目的

▼工務店・リフォーム会社
相談会や展示会などのイベント参加・リフォーム会社であればパッケージ価格を記載し問い合わせをしてもらうことを目的と設定して作成するイメージです。

▼音楽教室・水泳教室・パーソナルトレーニング等
体験レッスンへの参加を目的と設定して作成するイメージです。

▼税理士やネイルサロン
相談会への参加やお試し会への参加を目的として作成するイメージです。

■ターゲットを決める

「誰に何を伝えるか」が一番重要なポイントになります。
いったいどのようなターゲットに向けてのものなのか、年齢や性別、仕事、居住エリア、家族構成、収入など細かく絞って具体的にすることで何を伝える必要があるかも明確になります。

ターゲット像

▼工務店
「20代・男性」という漠然としたものではなく「20代・男性・都内勤務・3人家族・休日は家族で料理をする」をターゲットとすると「子育てのしやすい環境がいいのか?キッチンが広い方がいいよな」などターゲットの立場になって「どんな悩みを持つ人なのか」を考えることができるようになります。

▼ピアノ教室
「子ども・初心者向け」ピアノ教室という漠然としたものではなく「未就学児・コンクールに出れるようになりたい・お母さんは少しピアノが弾ける・自宅にピアノあり」をターゲットとすると「基本からマスターしてもらえるようなレッスンがいいのか?お母さんも一緒に練習できるといいのか?」などターゲットの立場になって「どんな悩みを持つ人なのか」を考えることができるようになります。

▼パーソナルトレーナー
「20代・女性」ではなく、「20代・女性・デスクワーク」であれば「ダイエット向けのトレーニングがいいのか?・健康維持のためのトレー二ングがいいのか?」と提供するものが異なってくるはずです。


▼税理士事務所
「60代・男性」という漠然としたものではなく「60代・男性・持ち家・自営業・4人家族で子どもは成人済み」をターゲットとすると「税務業務なのか?相続税関連なのか?」などターゲットの立場になって「どんな悩みを持つ人なのか」を考えることができるようになります。

「誰に向けたチラシ」で「どんな悩みを持つ人なのか」を明確にすることで、受け取った人が自分に向けてのチラシだということを認識できるようなものになると、よりターゲットに刺さりやすい内容が見えてくるはずです。

何を伝えるか決める

目的・ターゲットが決まったら何を伝えるかを決めましょう。
先述したとおりチラシは、ターゲットに次のアクションで何をしてほしいかを伝えるものです。どういった内容を伝えれば「行動したい」と思えるかを想像し、背中を押せるような内容を考えましょう。

では、Web集客が主流になりつつある中でチラシ配布にメリットはあるのでしょうか?

2.チラシ配布のメリット

チラシ配布は紙媒体に親しみのある層にも届く、地域を絞って届けることができるということがメリットとしてあげられます。

チラシは、現在でも根強く利用されており新聞折込やポスティング、DMなど様々な方法で配布されています。
一般的に新聞折込チラシのレスポンスは0.01~0.3%くらい(10,000枚に配ったら1〜30人は反応してくれる)ので、一定の集客効果が期待できます。
また、紙媒体を「情報源」として活用する層に対しては、チラシによる集客効果は期待できるでしょう。新聞折込に関しては、広告審査基準を事前にクリアしているため、新聞購読者に正確な情報源として認識されやすいという特徴があり、信頼性も高まります。
そして、Web集客同様に狙った地域に情報を発信できるため、特定地域に集中した認知活動ができることもメリットです。

3.チラシに載せているといいこと

ポストに投函されたチラシは、必要か否かを判定するために一度はターゲットの目に止まります。その為、チラシの情報は意図せずターゲットの頭に少なからずインプットされ、何かアクションを起こそうとした時にチラシの内容を思い出し行動するという可能性があります。
では、具体的にどういった内容が載っていればターゲットに次のアクションを起こしてもらいやすいのでしょうか?

メリットの提供
商品やサービスを利用することでターゲットにどのようなメリットがあるのかを具体的に提示するようにしましょう。
お得なキャンペーン情報などを載せることで利用したターゲットの要望が満たされ、優良体験となり次回の利用や予約に繋がる可能性があります。
キャンペーンを実施する場合には、期間や条件などの記載も忘れずに実施しましょう。

実績や口コミ・アンケートを記載する
実績や口コミ・アンケートの内容を記載するようにしてください。
商品やサービスを利用する際に、メリットよりもデメリットに目が行きがちなので、可能な限り具体的な実績を記載できたほうがいいです。

さらに実際に商品やサービスを利用した人の口コミやアンケート結果を記載することで、これだけの人々が薦めている商品やサービスであれば失敗はないだろうと思わせることがターゲットが行動を起こす最後の一押しになります。
これは、第三者が商品やサービスをいいと言っている方が格段に信憑性が高まるためです。

4.集客ができるチラシの最大条件

現在チラシのもつ役割は、いつでもインターネット検索ができる環境の中で変化しています。チラシの情報だけで商品やサービスを利用する決断をするのではなく、チラシでみた商品やサービスの内容をインターネットで検索し更に情報を収集してから判断するという人が多いようです。その為、自らのホームページやSNSを作成し、チラシにURLやQRコードを掲載することでより商品やサービスの強みなどを訴求しましょう。
インターネットと融合した新しい価値を創造することで、チラシの価値を最大化することができます。

5.まとめ

Webが主流の中でも特定の地域や紙媒体に親しみのある層には変わらない訴求力を持っています。また、インターネットと融合することでチラシの価値を最大化できるはずです。
その為にも、チラシを作成する際の目的・ターゲット・内容を明確にしましょう。

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