ニーズが分かる?エリアマーケティングとは

教室や店舗、サービスを行う拠点や範囲が決まっていると、ここに本当に顧客がいるのだろうか?と思うことはありませんか?「サービス開始直後は、顧客が沢山きていたけど数年たつとあまり来ない…」「ニーズがあると思って始めたけど…」なんてことも。商圏(来店・サービス利用を見込める顧客が住んでいる範囲)の状況も年々変化するため、数年で傾向が変わることもあります。顧客を獲得するために、Web集客やチラシなどのオフライン集客をしても商圏の中の状況が変わっていたらどんなに頑張ってもあまり成果が出ないものになってしまいます。
今回、教室や店舗、サービスを行う拠点や範囲が決まっている人に向けてエリアマーケティングに関してまとめました。集客方法などを検討する際に是非参考にしてください。

1.エリアマーケティングとは

エリアマーケティングとは、「エリア(地域)」と「マーケティング」を組み合わせた造語で、地域の特徴(生活様式・土地柄・交通インフラ・産業など)を考慮して地域ごとに適切なアプローチをとるマーケティング手法の一つのことです。全国均一な戦略で集客などを行うのではなく、地域毎の特性に合わせた集客を行うためにはエリアマーケティングは非常に重要になってきます。

そして、エリアマーケティングで必要となってくるのが商圏分析です。

2.商圏分析とは

商圏

商圏は、店舗や教室などサービス提供場所を中心とした円形の地域です。店舗や教室から顧客が住んでいる場所までの距離を「商圏距離」、商圏内に住んでいる人口を「商圏人口」と表します。
商圏内におけるターゲットとニーズ(「誰に」「いつ」「どこで」「なぜ」「何を」「どういうやり方で」という情報)、地域特性などを把握することで効果的な広告の打ち方などに反映させることができます。

■商圏分析を行う4つのポイント

マクロ環境を分析
エリアマーケティングのマクロ環境とは、人口統計的環境、政治環境、社会環境など、広い視点での経済環境を指します。
(反対のミクロ環境は、顧客の動向や競合店舗の状況など小さな視点で捉える経済環境を言います)

マクロ環境

■人口統計
■人口分布
■昼夜間の人口差
■世代構成
■年代構成
■学生数
■高齢者数

上記のようなデータを基に俯瞰的に把握します。
マクロ環境は、外部環境のうちチャンスを生み出すもしくは脅威をもたらすものです。意図的にコントロールできない部分であるため、あらかじめ分析・把握しどのような影響をもたらすのか市場を把握しておく必要があります。
マクロ環境を把握するためには、統計データなどを利用します。
総務省の統計局の統計データや総務省が公開している政府統計の総合窓口「e-Stat」で公開されている
j STAT MAP、地域経済分析システムRESASなどのツールを用いてレポート出力や人口の増減を可視化することが可能です。

人口増減

このように2025年以降は推定値になりますが、総人口減・年少人口も減り老人人口がメインになることが想定できます。

特性や文化的な側面を分析
地域特有の文化的な特徴も顧客の動向に大きな影響を及ぼします。
生活文化に根付いた特徴を理解しなければなりません。
人口や世代割合といった定量的な把握ができるものと異なるため、把握が難しい要素ですが、気候や地形から分かることも多いため、可能な限り分析しましょう。

競争市場を分析
競合の数・規模はどうなのかを定量的に分析しましょう。商圏分析では顧客分析以外にライバルの分析も必要です。商圏が重なるライバルはどのようなサービスを展開し、顧客を獲得しているのか、商圏人口のニーズをどれだけ満たしていて、満たせていない部分は何なのかを分析しましょう。
ライバルの状況を知ることで顧客のニーズや選ぶポイントが明確になってくるはずです。

3.エリアマーケティングのメリット

自社の現状把握
ターゲットとなるエリアの人口構成や生活様式を把握することにより、ターゲット層に適切な施策を行っているか否かの判断ができます。自身が想定するターゲット層と合致する人口構成を持つ商圏であれば利益の最大化に繋がります。

エリアのニーズを把握できる
エリア毎にニーズを把握することでサービス内容を調整したりすることができます。例えば、防寒機能抜群のアウターは北海道などの寒い地域では売れますが、沖縄などの暖かい地域では売れ行きは芳しくないです。このように地域によって異なるニーズをエリアマーケティングにより明確にすることで、結果的に効率のよい事業運営に結びつきます。

最適な広告・販売戦略の立案ができる
エリアマーケティングにより、費用対効果の高い広告戦略の立案が可能となります。
例えば、顧客に高齢者が多いのであれば従来のチラシ広告やフリーペーパー、地方紙の広告、若者が多いのであればSNSや地域セグメントが可能なインターネット広告、など顧客層に応じた広告手法を選択できます。

4.まとめ

エリアマーケティングは、商圏の中の状況を的確に把握することでサービス内容や集客手法のブラッシュアップにも繋がります。是非参考にしてみてください。

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