一生踊れたら他に何も望まない。元タカラジェンヌの日本舞踊家がゼヒトモで集客する背景にあった熱い想いとは

日本舞踊家 白鳥 佑佳 様
今回インタビューしたのは、東京都で日本舞踊家として活躍している、白鳥 佑佳さんです。新たなお弟子さん獲得のため、集客手段を検討する中でゼヒトモに可能性を感じ、2021年12月に登録。その後、順調に入門者数を伸ばしているその秘訣をお伺いしました。


白鳥様のInstagramアカウントはこちら:yukastyle2019985

導入前の課題
ホームページや紹介がメインの集客手段だったが、コロナの影響もあり新規獲得方法を探していた

ゼヒトモの効果
ゼヒトモ経由では体験のお稽古からの入門率が高く、順調に入門者数を伸ばしている

3歳でお稽古場に。自分を表現できる日本舞踊の虜になった

日本舞踊を始めたのは、3歳の頃、母親に連れられてお稽古場の新年会に行ったことがきっかけです。そこでみなさんが踊っているのを見て私も踊りたいと言ってお稽古に通わせてもらうことになりました。本当にお稽古が好きでしたね。
子どもって叱られる時に「そんなことしたらおやつあげませんよ」とかって言われますよね。私の場合は「お稽古に連れて行きません」と言われるのが何より辛くて、効き目があったんです。勉強が忙しくなってお稽古をやめざるを得ない状況になった際も、「お稽古を続けたい」と小学生ながら自ら先生のもとに直談判をしに行ったくらいです(笑)

一番最初のお稽古は「紙人形」という曲だったのですが、「こっそり遊びに行って雨で濡れちゃって風邪をひく、でも薬を飲むのがいやだ」というシーンがあって。そういった子どもらしい振る舞いが、当時の自分とぴったり重ね合わさって共感できたんですよね。自分の心情や日常の出来事を踊りで表現できるんだって子ども心にすごく感動して。そこからずっと踊りに魅せられて続けてきました。
踊りをずっと続けている過程で、難しい課題があったり、ジレンマに陥ったりする時もありますが、そんな時にこの曲に触れると、踊りを好きだという気持ちを思い出して、また頑張ろうという気持ちになります。

宝塚歌劇団でさまざまな芸事に触れたからこそ見えた、日本舞踊の師範への道

その後、芸事への関心はとどまらず、宝塚音楽学校を経て、宝塚歌劇団へ入団しました。宝塚では、声楽からタップダンスまで、国を問わず様々なジャンルの芸事を学び、半端じゃない努力をしました。ただ、日本舞踊以外の色々な芸事に触れたからこそ、自分の原点が見えたといいますか、生まれて最初に触れた日本舞踊を一からやり直したいと思ったんです。そこで、宝塚歌劇団を退団後、日本舞踊の師範資格を取得しました。
そして舞踊家として活動する中で、世間の日本舞踊に対する認知や理解が低いことに気がつき、表現者としてだけでなく、人に伝えていくことを少しずつ始めました。

ゼヒトモの仕組みや視点に可能性を感じ、集客を開始することに

結構早い段階から作り込んだホームページを持っていて、そこから何名かのお弟子さんが入門してこられました。ただ、そんなに多くのアクセスがあるわけではなく、またここ2〜3年はコロナの影響で辞めていかれるお弟子さんが増えたこともあり、別の集客手段を検討していました。

そんな中、たまたまゼヒトモのInstagram広告を見たんです。人と人をマッチングする仕組みが面白いなと。ビジネス面でのマッチングはよく聞くのですが、文化面でこういったサービスはすごく珍しいと思い興味を持ちました。そして詳しく話を聞いてみると、アメリカの人が立ち上げた会社ということで、日本の文化面に目を向けている視点も面白いですし、費用も高額でなく、回収できる見込みを十分感じたので、試しにやってみることにしました。

熱量の高い依頼者が多く、入門者数は着々と増えている

まずはやってみようと決めたものの、最初はどれくらい依頼が来るのかわからず不安な面も正直ありました。しかし開始後すぐ、思いの外たくさんの依頼がきて、こんなに(日本舞踊に)興味を持っている方がいるんだなってびっくりしたほどです。
また、ゼヒトモ経由で体験のお稽古に来ていただいて、入門いただけた割合は非常に高いです。半数以上が入門して下さっていますね。

POINT①依頼を出す際に質問項目があることで、興味度合いが高い方の依頼のみが届く
ゼヒトモでは、依頼を出す際に質問項目があるので、本当に興味がある方の依頼のみが届く仕組みになっています。本気じゃないと、最後まで質問に答えて依頼を出さないと思いますし、それが今の入門率の高さにつながっていると思っています。

POINT②プロフィールやメッセージで自分をアピールできる
依頼者は依頼を出した後、マッチングしたプロのページを見ますよね。なので、プロ側はプロフィールやメッセージを設定する箇所が細かくあって、最初は結構大変だったんです。でも結果的には、成約につながるためにすごく重要な部分だなと思いますし、しっかり自分をアピールをできる箇所があるのはとても良いなと思います。

成功のポイントは、明朗会計で費用面での不安を解消してあげること

日本舞踊は高いというイメージが強く、費用面が心配で二の足を踏んでしまう方も多いと思います。なので、そこを払拭できるよう、明朗会計でわかりやすい費用設定にしています。江戸時代には教養の一つとして学ばれていた日本舞踊を、お金がネックになって習えない、というのはおかしいと思うんですよ。なので、うちでは安心してお稽古を続けていただける環境を整えて、体験のお稽古の中でも、その点をしっかりお伝えするようにしています。

取材日にお稽古を受けられていた方もなんとゼヒトモ経由で入門されたお弟子さんでした!
ご自身が取り組まれている演劇の中で日本舞踊と出会い魅了され、お稽古を受けられる師匠を探したとのこと。

表現することには人生が投影される。今後も自分らしい踊りをずっと続けたい

日本舞踊の方って息が長くて、80代、90代になっても踊り続けてる先輩方がたくさんいらっしゃいますし、自分なんてまだまだひよっこだと思っています。

踊りに限らずだと思いますが『表現をすること』には、その人の人生や考え方、捉え方が出るんです。素晴らしい踊りを見た時には、その方の背景にある人生に感動します。だから、果てのない道ですが、人と比べても意味のないことですし、自分と向き合って、自分なりの踊りをずっと続けられるといいなと思っています。
一生踊れたらいい、それ以外は何も望みません。

運営面で言うと、丁寧にきっちりと教えてあげられる人数を考えると、お弟子さんが20名くらいまでいてくれるといいなと思っています。私としては中規模くらいのお稽古場でみんなで和気あいあいと兄弟姉妹みたいに過ごせる空間にしていきたい。一度入門していただいたら一生のお付き合いだと私は思っているので、お弟子さんもそういう場所だと思って来ていただけるといいですね。

ゼヒトモを検討している方へのメッセージ

ケースバイケースなので、やってみないとわからないし、まずはやってみればいいと思います。やってみて違うと思ったらやめればいいので。最初の一歩を踏み出さないのは勿体無いですよね。
私自身、ゼヒトモをやってみてよかったと思っています。
よく言うんですが、夢って叶わないんです、夢は夢でしかないので。でもそれを叶えようとして一歩踏み出した時、夢は目的に変わるんです。なので、夢ややりたいことがあって、そこに向かう過程で可能性があるなと思ったことは、怯まずにまずは試すこと、がすごく大事だなと思います。

※掲載内容は取材時点(2022年8月30日)のものです。